とりあえず作ってみた(仮)

ユカの冒険というフリゲRPGを製作中です。RPGなのにキーアイテムを集めて扉を開くという、マリオの3Dゲームみたいなシステムです。あと敵が逐一変な挙動をする。@matsmomushiで表現規制関係のツイッターもやってます。変な音楽集も。

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小児性愛が「精神疾患」とされる理由

表現の自由に関するコラム第二弾。表現の自由の論点として、実在しない児童の性描写がよく話題に上がりますが、そういった表現の規制に反対している人の中でも「小児性愛」がどのようなものか分かっていない人が多いでしょう。そこで、今回はその話をします。

まれに、「精神医学では同性愛は病気でないとされているが、小児性愛は病気である。」といった言説を目にします。これは、本当に正しいのでしょうか?

……結論から言えば間違いではありません。確かに、「精神障害の診断と統計の手引き 第四版修正版(DSM-IV-TR)」には、小児性愛(ペドフィリア)はあっても同性愛はありません。……しかし、それにはあるカラクリがあります。

ここで問題となるのは、小児性愛の定義と性趣向が精神疾患とされる基準です。まずは定義から。

http://behavenet.com/pedophilia

ここによると、小児性愛者であるという診断するには、以下の三要件を満たす必要があります。(訳はウィキペディアからの引用)

規準A : 少なくとも六ヶ月以上にわたり、思春期前(一般に13歳以下)の子供との性的行為に関わる性衝動や強い性的興奮を引き起こす空想、または実際の行動が頻発している。
規準B : このような性的衝動に従って行動してしまっているか、あるいは、その性的な衝動や空想によって著しい苦痛や対人障害が引き起こされている。
規準C : 少なくとも16歳以上であり、規準Aの対象児童よりも、5歳以上、年長であること。 注記 : 12歳または13歳の児童と継続的性的関係にある、青年期後期の主体は含めない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2

つまり、「六ヶ月以上にわたり、思春期前(一般に13歳以下)の子供との性的行為に関わる性衝動や強い性的興奮を引き起こす空想が頻発」していて、なおかつ実際に犯罪行為を行うか、本人が苦痛や対人障害を引き起こしていない限り小児性愛者ではないのです。要するに、コミックLOとかを読んでいる人は小児性愛者には当たらない。

「小児性愛者は犯罪者」は(本人の苦痛や対人障害により小児性愛者とされない限り)間違いではありません。しかし、それは犯罪者のことを小児性愛者と呼んでいるからにすぎないのです。同性をレイプした者を「同性愛者」と定義すれば、「同性愛者は犯罪者」です。

「精神障害の診断と統計の手引き」では、小児性愛のように実際に行えば人に危害を加えることが避けられないものでなくても、条件を満たせば精神疾患とされまする。カトプトロノフィリア(鏡に映ったものに性的興奮を感じる)など。(ただし、性趣向を精神疾患とするには少なくとも「当人が自分の性的嗜好によって、心的な葛藤や苦痛を持ち、健康な生活をおくることが困難であること。」「当人の人生における困難に加えて、その周囲の人々、交際相手や、所属する地域社会などにおいて、他の人々の健康な生活に対し問題を引き起こし、社会的に受け入れがたい行動などを抑制できないこと。」の二要件を満たさなくてはなりません。)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E7%9A%84%E5%80%92%E9%8C%AF

では、なぜ同性愛は病気でないのか。

……答えは簡単、抗議があったからです。

ウィキペディアの「LGBTの社会運動」の項目には「1970年代以降の活動家はアメリカ精神医学会が『精神障害の診断と統計の手引き』で同性愛を精神疾患とする内容に抗議を行い、1974年に同性愛は「性的指向障害」区分から「自我異和質的同性愛」に置き換えられて疾患から削除されたが、「性同一性障害」は残された。」とあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/LGBT%E3%81%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E9%81%8B%E5%8B%95#1975.E5.B9.B4.E2.80.931986.E5.B9.B4

定義を見れば分かる通り、「性的倒錯」の定義は社会に準拠します。そして、政治運動によって病気が病気ではなくなるのです。

ちなみに小児性愛に関してはこんな論文もあります。

http://www2.hu-berlin.de/sexology/BIB/pedophilia.htm

Richard Green氏の「Is Pedophilia a Mental Disorder?」という論文です。

内容を要約すると次の通り。

・精神疾患は日常生活に支障が出るものであることが大前提で、なおかつ本人がそれをストレスに感じていなくてはならない。

・多くの小児性愛者は趣向をストレスに感じていない

・小児性愛者とそれ以外の者をアイゼンク性格検査(Eysenck Personality Questionnaire)で診断したところ、小児性愛者がやや内向的であった以外に差異が見当たらず、小児性愛者が衝動的に犯罪を起こす確率は小児性愛者でないものと同じであった。

・子どもを性愛対象と見ることがタブーでない文化は歴史上多く、小児性愛を病気とするのは無理がある。

                        (要約はtwitterでとある方から教えて頂きました。)


あと、「性的指向」と「性的嗜好」は違うという言説に関して。

ウィキペディアの「性的嗜好」の項目を見ても……

「性的嗜好(せいてきしこう、英語: sexual preference)とは、人間の性的行動において、対象や目的について、その人固有の特徴のある方向性や様式を意味する。すなわち、対象や行動目標において特定の好みやこだわりが存在する場合、何らかの性的嗜好を持つと表現できる。ただし、対象の性別についての方向性に関しては特に性的指向と呼び、通常は性的嗜好には含めず分けて扱う。」

と区別の根拠が全く書かれていません。

これに関して調べてみたところ、同性愛やトランスジェンダーなどが「自由意志によって選択したものではない」ことを理由に区別されているようです。

しかし、DSMの要件を満たす小児性愛者や同性愛と同じ基準での小児性愛者(いわゆるロリコン)は趣向を自分で選択したといえるのでしょうか?

確かに、コミックLOを読むか読まないかは自由意志で選択できるでしょう。しかし、コミックLOを読みたいと思うか思わないかを選択できるかと聞かれたら、それは不可能です。逆に言えば、同性に魅力を感じるかどうかは選択できなくとも、同性と性行為を行うか否かは選択可能です。

ネット検索をしていると、LGBTの方のブログなどで「性的指向/嗜好」の区別を批判しているものがけっこうあります。

また、そもそも正常/異常と善/悪は全くべつの次元の話です。小児性愛が正常でも、13歳未満の者に十分な判断能力がないなら実際の行為は認めるべきではありませんし、小児性愛が異常でも、それは架空の性表現を取り締まる理由にはなりません。

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  1. 2013/02/25(月) 17:43:18|
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